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2017.03.28 Tuesday

陰影礼賛

3月26日。

毎年恒例の「手をつなごうコンサート♪」でした。

東日本のこと・・福島のこと。伝えたいことが沢山あり過ぎていつも時間をオーバーしてしまう私です。
みなさんが熱心に耳を傾けてくれるということもあります。
タイムキーパー厳重にやりますよ!と釘をさされて今回は音で伝えようと肝に銘じました。
私たちは旅をして人に出会い心根に触れ音を育ててきました。
その思いは地球のどこにいても同じ悔しさだったり切なさだったりします。そしてそれは、いつの時代でも同じなのだと思います。
そんな音を語るように奏でる。そんなプログラムを準備させていただきました。
この音楽作りは私たちのこれからのライフスタイルに繋がるものでもあります。
かぎりなく音にこめたいものがあるのです。
明るくパワフルな演奏の中で、ちょっと違和感?かと思う私たちですが陰影礼賛。私たちにしかできない演奏をさせていただきました。せっかく持ち時間ぴったりで終わったのに、もっと演奏していいの?司会の方がすぐに出てこなくて余韻ものこすことができました。 ありがとうございました。
このコンサートは大阪の情熱が一歩ずつ東日本に届けと熱い思いで
毎年開かれています。そして山形の葉っぱ塾「森の休日」に、みなさまの募金が寄付されます。「森の休日」は福島の子どもたち。そして家族が自然の中で遊ぶことで健康に生きる力を養うプログラムです。私たちも参加させていただいています。自然を感じて音楽セッションをすること。それが笑顔と仲間作りに役立てばいいな。と思っています。
熱い涙とエネルギッシュな大阪パワーが、優しく淡々と自然、人を愛する葉っぱ塾のヤギおじさんと出会ったこと。長く続く良い出会いだったと思います。
このコンサートはみんなの力で実現しています。

 
2017.03.20 Monday

今を生きる

6年目の3月11日の夜中、私たちはやっぱり福島に向かうことにしました。

決め事があるわけでなく見れるものを見て会える人に会う。誰に会えなくとも感じること考えることを大切にしたい。
折りしも都内で私たちには縁のない大きなスポンサーの復興支援のコンサートを観る機会をいただきました。
ちょいと背中を押されるようにコンサート終演とともに車を走らせました。予定はないようであるものです。
いつも午前中の演奏のために時間調整をしていた安達太良SA
ずいぶんと線量が下がったものです。
車中泊をする車の数も減りました。
この3月で非難解除。
終わらない被害が終わったことになろうとしています。
翌朝の安達太良山は完璧でした。
私たちが福島に来ていることを知って「飯舘に来れますか?」の連絡をいただきました。帰村準備をしているお友達からの連絡で飯舘の自宅を見せていただくことに。
どうして飯舘の人は帰りたいのですか?と聞かれたことがあります。
私がその方に、自分の故郷の村が飯舘と同じことになったら、あなたはどうしますか?と聞くと、その人は答えに詰まってしまいました。まさか、自分にとって一番美しい場所がそんなことになるなんて誰も想像することはできないのです。だから他人事にしかならず、そんな質問が出てきてしまうのでしょう。机の上で考えれば帰るべきではないのかもしれません。でも理屈では答えを出すことのできないこともあるのです。そして今を生きるためには、その理屈ではない部分に深いものがあるということを忘れたくありません。
このテラスに座って夕暮れの林檎畑を眺めます。
そんな風景を想像してみました。
一つ一つ丁寧に手作りの暮らしがそこにありました。
木の幹を撫でながら、これはブナ、これはカツラ・・・
自然は人の営みにかけがえのない恵みを届けてくれていました。
母屋にピアノがありました。
ずっと昔の高い買い物です。
楽器のために。そこに住み人のために早速弾かせていただきました。この部屋はリフォームをしてのこすとのことでしたので、また改めて弾かせていただくお約束をしました。
ここで暮らした日々の賑やかな喜び。高鳴る思い。夢。それを叶えてくれる家族。恥ずかしいことにも、厳しかったことにも無邪気な懐かしさが聞こえてきました。リフォームの1歩として煮炊きができるようになったところでしたので束の間の嬉しさが満ちていました。でも、放射性廃棄物の並ぶ地面に対しては、あんなものが置かれていては先は見えない。はっきりと吐き捨てるように現実をつぶやいていました。
美しい村は、それだけで美しいまま想像することができます。でも現実から目を背けてはいけない。
この6年間突きつけられてきたことがあるから丁寧に今を生きる力になる。
私たちは祈らずにはいられません。
帰宅してから気がついたことがあります。
夕方、私の家の近所からはそれぞれの家の美味しそうな夕ご飯の匂いが流れてきます。
過去にはたぶん飯舘の夕暮れには匂いがあったに違いない。美しい村の人のぬくもりは胸の熱くなる匂いを想像させます。
今、そこには匂いがありません。その匂いがどんなにか貴重なものかということを気づくところから私は始めたいと思います。

 
2017.03.10 Friday

命について考える

今年も、あの3月11日がやってきます。

そして震災が無ければ出会わなかった友達がいます。

そんな友達の一人。福島で出会ったちーさんは一人人形芝居劇団。

真剣に命について考える。発信をしています。

そんなちーさんが96歳のお母さまを看取りました。

病院ではなく自宅で死にたい。猫のように娘の膝に抱かれて息をひきとりたい。

そのすべての希望を叶えてお母さまは亡くなりました。

「冬のつぶやき展」去年は私たちも演奏をさせていただいたのですが

今年はゆっくりお灸でもしながら語り合おうよ。と言うことで

ちーさん、がらくた座の本拠地 松本へ行ってきました。
命を語るためには様々な人の生き方を全部認めなくてはならない。
でも自分の考えはちゃんと持っていなくてはいけない。
もし考え方が違う相手であっても喧嘩ではなく話ができる。
そんなつきあいがしたい。
そして仕事は分け隔てなく受ける。プロだからね。

 
2017.03.09 Thursday

ハープ祭りデビュー

去年の今頃、「春のハープ祭り」は私にとって他人ごとでした。

私がハープを手にしたのは2年前、病気になった時、

ハント症候群と言う病気で顔が半分動かなくなるということの深刻さが少しずつ現実になって
自分の演ってきた楽器の音がみんな耳に反響してどうしようもなくなって。
自分のために始めた優しい音。ちょこっとアンサンブルもできて心地良く。それだけで充分でした。
だから「ハープ祭り」と言うのがあるんだね?そのくらいの気持でした。
お蔭様で耳の反響も無くなり顔も、ちょっと見には普通になりました。
時々、私の事情を知らない人と楽しくすごした後や寒い日に顔が強ばってしまうこともありますけれど
そういう時は頬骨をマッサージすれば大丈夫みたいです。
去年、5月に信州上田のアーリーミュージック村に参加して、自己流からの脱皮?
ハープ事始めとなりました。
とてもとても自然な流れで3月4日「春のハープ祭り」デビューさせていただきました。
証拠写真。
記念写真。

 
2017.03.03 Friday

美味しい思い出のために

私はたくさんの大人に可愛がられて大きくなりました。

その大人が年をとったら大変だと「私はみんなの面倒を見なくちゃいけない」真剣に考えていたことがありました。

家にも物にも歴史があって、ずっと昔に死んでしまった祖父や祖母が写真の中で笑っている。

その笑顔を見ていると家や物の歴史がよみがえってくるような切ない気持になります。

思い出すことがあるという幸せを大切にしたいと思います。

昔、海のない信州塩尻に住む私の祖父は海辺の町に家を建てた娘のところによく遊びに来ました。
祖父はお相撲が大好きでした。だからお相撲を見に来るついでに寄ったとも聞いています。
海岸で地引網があって、振り向くと祖父が立っていました。
今日は山が綺麗だねぇ。
富士山もみごとでしたよ。

 
あれぇ。こんな道、もう何十年も通ってないよ。
昔、おじいちゃんと、おばあちゃんと来た道だわ。
ああ、懐かしいわ。
思い出すことのできるおじちゃんとおばちゃんに「心配かけてごめんね」の気持で思い出の鰻をご馳走させてもらう。
それが今回の旅の目的でした。
昔、まだまだお店が繁盛していた頃、マイクロバスに乗って大勢で鰻を食べに行きました。
そしてお座敷を借り切って大人も子どもも大騒ぎ。そんな賑やかな時代がありました。
ここで商売をしていた母の実家。
その存在は大きなものでした。
塩尻に駅ができて、その駅が今の場所に移転するまでの街の発展に貢献した歴史がありました。
時の流れは不思議なものです。
すっかり様変わりした風景の中で日常は何ごともなく過ぎていくのです。
まるで思い出してはいけないような錯覚に陥ります。
そして私の母は思い出すことをやめてしまいました。
美味しい記憶は忘れない。
「観光荘」も改装中で思い出のお座敷のあったところは作業場になるんだそうです。そのお座敷からは天竜川のやなが見えてそこで獲れた鰻を料理していました。天竜川拡張工事のため、そのやなも今はもう無く鰻も天竜川では獲れなくなっているようです。
帰りの車の中で、おじちゃんが
「鰻はうまいなぁ」と言いました。
 
2017.02.24 Friday

IWAGOさんって誰?

高校時代の友達と家飲みでした。
何十年ぶりに会っても高校時代を、あの個性的な空間で共に過ごした友達って不思議。後から後から言葉があふれてくる。
私の通った高校は思い返せば先生も生徒も個性的。そうでなくては生きていけないことを学んだのかもしれない。だから自分探しは終わらない。それが音楽をするっていうことだからね。
お土産にいただいたクッキーの缶。IWAGOって言われてわからなくてブーイング。相方から「写真家だよ。わかんないの?」どうしてもローマ字のIWAGOがピンとこなくて。彼女が帰ってから、もしかして?と思って確認したら私のお気に入りの写真集の写真家だって気がつきました。

この写真の猫ちゃんの目線に懐かしさがあるんです。

家にあるのは写真家岩合氏も若い頃の本。

ずっと昔、娘と一緒にページをめくりました。動物も人も同じように不細工で凛々しいということ。泣いたり笑ったりしながら地球に生きているということ。絶滅危惧種のこと。環境のことに思いをはせました。そんな娘は農業の高校に行って環境について学び、写真の専門学校を卒業して現在もそんな経験の生かせる職場にいます。

 

 

 

20年くらい前の写真集なのに、添えられている言葉もみんな今です。ずっと新鮮に読み返しました。ペンギンのように独自の存在であること。ゴリラのように個性的。

私たちは、もっと地球に優しい存在でありたいと思います。


 


久しぶりに会った高校時代の友達は学校では教わらない私たちのレパートリーに興味を持ってくれたようです。

バイオリンとのコラボができるかもしれません。

楽しみです。

 

 

 

2017.02.21 Tuesday

親孝行の日

はしごライブの翌日。

「夢見ちゃったよ。明日墓参り行こう」

と相方が言うので、早起きしてお墓参りに行ってきました。

もともとこの日は親孝行の日と決めていたので最終的に相方の実家に行くことにしていたのですが
なんと欲張り!忙しい日になりました。
お墓から戻って遅いお昼はいつも行列のお蕎麦屋さん。
 家族連れが多い中、二人で相席OKにしたので
 早く案内してもらうことができました。
 季節のお蕎麦は温かい牡蠣蕎麦。
 お豆腐も美味しいんです。
施設にいるお蕎麦好きな母を一度ここに連れてきたいと思いながら、母に並ぶのは無理と先延ばしにしていたら外食じたいがもう難しくなってしまいました。心残りだったりします。
 
昔、住んでいた場所の近所の公園に河津桜が咲いていると聞いて
娘が小さい時、ここで小さなお祭りがあって相方のお母さんが来てくれたことがあったことを思い出しました。
相方のお母さんは外食OKですけれど冷蔵庫の食品管理が怪しいので、この後食品チェックをしました。

 

相方の実家ではお雛様の掛け軸。

我が家では今年も母の立ち雛を飾りました。

 

 

 

2017.02.20 Monday

ライブのはしご

一年前、私はまだ一人であちこち動き回ることができませんでした。

おかげさまでずいぶん元気になったのですよ。
病気になったとき相方が何気に言ってくれた「Take it easy!」
思い出せばそんなこともあったね・・でも改めて相方に聞いたら
「あの時は、どこまで落ちていくのか?」って思ったんだそうです。
その前の原因にもなった事案については友達に「どん底じゃん!」って言われて落ち込んだものでした。
だいぶ身軽になった私はちょいとライブのはしごをしました。
昔、貪欲な奴だと言われるくらいあちこちレッスンに通い動き回っていた頃に比べたらどうということでもないのですが
まるで振り出しに戻ったような新鮮さでアプローチの精神は昔のまま行動はちょっとトロいことを覚悟です。
昔、母と歩いた横浜元町商店街から代官坂をあがって
エリスマン邸。中世のハープと巡礼の歌が聴きたくて。
えっちらおっちら坂を登ってやっとのことでたどりつきました。
昼間のライブはしっとりと。演奏のしかたに決まりはないので、どんな構成で演奏するのか興味深々。一人だったので終わってからもお話できて幸せでした。
終わってからも一人だから余韻にひたって洋館の町並みを楽しみました。
この後は相方と待ち合わせて夜の蒲田でパワフルなパーカッション夫婦のライブ。
一人で駅の騒音の中を歩くなんて、とてもできなかった私なのですが、ちゃんとスマホ検索しながら移動できました。
でもまったく大丈夫ってわけじゃないんですよ。階段でよろけて、ここで落ちたら大変!なんて思いながら慎重に歩きました。
ちょっと前からデイパックをちゃんと背負っちゃうことにしているのがいいみたいです。内耳とバランス感覚ってほんとうに微妙です。
蒲田では、まず念願の羽つき餃子で腹ごしらえ。
 
夫婦で演奏すること。
それは美しくシビアなものなのでございます。
私たちが夫婦で演奏を始めた時、真剣になればなるほど赤裸々に恥ずかしさを覚えたものでした。
「夫婦で演奏!仲良くていいわね」なんて言われると無性に反抗したくなったものでした。
お互いを知っているだけに妥協ができない厳しさがあるものです。
その勢いで私はいろいろな楽器を演奏するようになったのだと思います。
そろそろ相方にもパーカッションなども
やってもらおうかとも思っています。
この二人がぞっこんなのは間違いないです。
私はこの人に直接会う前は、もっとシリアスな人だと信じていました。
 
昼間とは全く違うように見えて私の中では根っこは同じ。
充実のはしごライブの一日でした。
2017.02.15 Wednesday

高円寺でレッスン

2017.2.13

縁あって高円寺にハープのレッスンを受けに行くことになりました。

高円寺は相方が子供時代を過ごした場所です。

商店街も郵便局も相方の目に浮かぶのは昔のままのようです。

 

みっちりと基礎レッスンをしていただき、清清しい気持で。

相方の卒業した小学校の写真、ラインで送ったら

「木造じゃない!」

そりゃぁ、そうですよね。

2017.02.13 Monday

ドイツの朝ごはん

2017.2.12.

ヴァイスビアとヴァイスブルスト♪

ドイツの朝ごはんを食べましょうの会に参加しました。

白いソーセージ。ドイツでは朝ごはんに食べるのですがビールも飲むので昼の集まり。
主催は福島の子供たちキャンプで知り合った方なのですが、なんと!ビールのソムリエ資格を持っていらっしゃいました。
Alteste って書いてあるからね。
昔々の修道院で作られていたビールですよ。

ずっと昔から変わらないもの。美味しい習慣が受け継がれているんですね。
それは民族のプライドです。
初めて会った方とも、そんな時代の音楽の話を。
優しく思いをはせたひと時でした。
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