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2018.12.05 Wednesday

槙坪映画のこと〜

出会いはさりげなく知る人ぞ知るという空気の漂う中で自分の無知に気がつくことから始まるものかもしれない。

 

3年前、福島でも何度も上演されたという槙坪監督の映画会の話を聞いて

松本で上演するということで観に行ったのです。。

その時の映画のテーマは老いと介護。生きることQOLを追求した作品で3本ほどを観ることができました。

槙坪映画は古くても新しい。永遠のテーマが描かれています。

槙坪さんはもう亡くなっていて旦那様の光永監督のために

光永さんが奥様のために作曲したレクィエムを演奏させていただきました。

その時の光永さんは末期の膵臓癌と戦っていて演奏を喜んでくださいました。

そして間もなく光永さん奥様の槙坪さんのところへ旅立たれました。

映画作りを手伝っていた息子さんに託された映画を

出演もしている「がらくた座」のちーさんが小さな自宅映画会で上演し続けています。

手作りの槙坪さん人形が見守ってくれています。


 

11月25日。松本まで車を走らせて行ってきました。

今回の映画は女子高生の援助交際。薬物問題。

そして槙坪さん自身が経験した戦後間もない広島の暮らしでした。

幼い者達が失望の中でも夢を育む。生きる力を感じる映画です。

どの作品も赤裸々な内容なのになぜが清清しい。

槙坪さんは「映画は夢なのよ」と仰っていたとのことでした。

そして、この小さな映画会は観終わって語り合う場でもあります。
ちょっとご飯を食べながら。
優しい想いを
それは古いけれど新しい永遠のテーマ。
「音楽は愛よねぇ」
そんな言葉も飛び出して
音楽も古くて新しい永遠のものを奏でていることに気づかされます。
 
ストーブが空気を温めてくれる
そんな中で
猫も一緒に。
猫の特等席です。

 
そして時間を忘れて。
明日もいい天気だね。

 
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