ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 家の招き猫 | main | 2年目のハープ修行 >>
2017.10.17 Tuesday

やってくる猫たち

家の猫たちは、みんなやってきた猫たちです。

前に生徒さんのお父さんに「高そうな猫ですね。どちらのペットショップですか?」と聞かれたことがありました。
「買ってないんですよ」と言うと、びっくりされていました。
そのくらい可愛い猫たちでした。そして幸運の猫たちです。私は飼い主バカです。
猫の前に、家に居た柴犬も実は後2〜3日で保健所に行くということで犬小屋付きで家にやってきました。
この子は娘が生まれる前から家に居たので娘を心から大切にしてくれました。
みんな死ぬ時は辛いものです。
この夏ユキが逝って家の庭を通り道にしている猫も姿を見せないと寂しがっていたら
10月になって、ちらほらと猫がやってきて家の中をそっと覗いていくようになりました。
顔馴染みの猫たちは、もう家の中に猫がいないことを知っています。
最初は気を使って。それから心配そうに。でも大丈夫!という表情で私を振り返ります。
私も10月になったらと思っていたので近所の友達の猫にユキのおやつを貰ってもらいに行ってきました。
友達の家では3歳のお孫ちゃんも猫と一緒にお昼寝していたりします。こちらもやってきた猫たちです。

そして、私の子どもの時からお世話になっていた姉御に会いに行ってきました。
犬を飼うとしても、まだ室内で飼うのが珍しかった昔、大きな秋田犬が少女の部屋にいました。
私は小さかったので怖くて近づくことができなかったものでした。
そんな姉御の家には今は柴犬が1頭しかいませんが、やってきた犬や猫の話を聞かせていただきました。
柴犬のカリンちゃんはアレルギーなので足の裏を掻きます。
掻いていると怒られるので隠れて掻きます。
そんな説明をする姉御から優しさが溢れます。
こんな風に私は猫との生活に曖昧な終止符を打とうとしています。
やってくる生き物を歓迎するように私を歓迎してくれる人が居て良かった。
 私も、猫がやってきた時、歓迎できる曖昧さを忘れないようにしようと思います。それは猫だけのことではありません。

姉御は私の母の12歳年下。私はさらに10歳年下です。
料理する母の姿を思い出して
「おばちゃんは料理も徹底的にやったよね」
「そう。だから疲れきっちゃうんだよ」
「でも、飽きっぽい!」
そんな会話をして大笑いをしました。
子供のように夢中になって何でもこなす母は童女の気持ちで今日も元気です。
そして母を思いながらの姉御の料理は昔の母を垣間見る懐かしい食卓でした。
コメント
コメントする








 
Powered by
30days Album