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2017.05.20 Saturday

熊本ルーツ

熊本の震災があって、私たちはずぃぶんいろいろな方から「行かないの?」と聞かれました。

震災直後に毎年恒例の大分での演奏会に行く時も私たちが被災地へボランティア演奏に行くと思った方がいらっしゃったようでした。

あの時は震災直後ということもあって飛行機がガラガラで、でも目的地の大分は地震の影響も少なく安心していました。

実は相方が子どもの時に一人でSLの写真を撮りに行ってお世話になった親戚が熊本には居るはず。。。

ふだんおつきあいの無い親戚なので誰がいるのかもわからず、遠い親戚に思いをはせていました。

そんな折、私たちの祖先のお墓が倒れて大変なことになっているという知らせがありまして震災後1年、やっとのことでお墓に行ってまいりました。
熊本空港から街中に入ると、あちらこちらブルーシートのかかった屋根があったりして復興はまだまだこれから。やっと始まったばかり。そしてまだまだ余震があることを知りました。
崩れたお墓に心を痛めてくれていた親戚が空港からお墓に先導してくれました。
「恐かったよ〜」何度も繰り返す言葉を聞きながら改めて天災の恐ろしさは、それぞれに比べようも無く恐いものだと思いました。震災直後は倒れた墓石で足の踏み場も無い状況だったようです。私たちにとっては誰が入っているのかもわからないお墓なので家計図、戸籍謄本などを持参して書かれている先祖の名前を読みました。

そして、そのまま先祖を辿る旅になりました。
再会した親戚は私たちと年も近く、会ったことも無いはずなのに、どこかDNAが反応するのでしょう。
語りつくすことのできない昔の思い出。
お昼ご飯を食べながら心和む時間を過ごしました。
先祖を辿ると武家のお墓ということで
日本の中世へとタイムスリップしてしまいそうです。
古いお城の跡などがあるようで、また行かなくてはと思います。
熊本地震のおかげでご縁がつながりました。
 
ご飯を食べたお店の前に船場橋という橋がありました。
せんばやまの狸とは関係ないそうです。
崩れてしまった橋は改修工事中ですが橋の下を流れる水路には歴史があって江戸時代はじめから宇土細川藩蔵屋敷,船手奉行屋敷をはじめ御船手衆,弓衆,鉄砲衆などの,武家屋敷が設けられ,荷物の集積場としても賑わっていたとのことです。ちょうど引き潮で海に向かって水が流れているのがよくわかりました。
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